2026年8月28日
屋敷の縁側だより:満月の夜
屋敷の縁側だより
満月の夜
今朝はやわらかな光が、縁側を静かに満たしておる。この時期の月は特に、穏やかでありながら、その明るさに少しの影を加えとるようじゃのう。
風はほのかに涼しさを含み、枯れ葉が舞う音が静かに耳に届く。低く響くその音は、昨日の穏やかな気配が残る証のようじゃ。
猫たちは、その光に誘われて、縁側に佇む姿が見られた。肌に触れる空気も、ほんのりと弾むようで、まるで猫のふわりとした毛並みに触れているかのようじゃのう。
この屋敷では、満月の晩、いつもの茶の間が一段と静けさを帯びる。翌日への支度が、心地よい余韻と共に感じられるのじゃ。
夜空に浮かぶ満月は、ただの明かりではなく、季節の流れを思わせる。静かなる時にその場を少し見守りたくなるのじゃ……ふむ。
喜多八からの案内
このだよりを書いたのは、喜多八じゃよ。