屋敷の縁側だより:夏の残り香

屋敷の縁側だより

夏の残り香

今朝は、ひんやりとした空気が肌を包み、縁側にやわらかな光が降り注いでおる。夏の盛りの日差しの名残を感じつつ、少し影を帯びた風が心地よく通り抜け、静けさが広がるじゃのう。

ふと、隣の木から小鳥のさえずりが耳に入ると、心は自然とほっこりと温まる。木の葉がやわらかく揺れ、まるでこの屋敷のささやかな時間を彩っているようじゃ。

この縁側では、昨夜の風替えの日の余韻がまだ感じられ、障子を少し開けて、新しい風を呼び込んだことを思い出す。風は、まるで心の中のざわめきを少しでも静めてくれるかのようじゃ。

猫衆も今日はのんびりと日向ぼっこをし、ふわふわの毛が朝日を受けて輝いておる。彼らの穏やかな表情を見ていると、日常の小さな喜びを掴む瞬間を思い起こさせるのじゃ。

静けさに包まれるこの屋敷で、今日もまた時間がゆっくりと流れていく。気配を感じながら、穏やかな一日が始まるのであろう……ふむ。

夏の朝、静かな縁側を背景に鳥のさえずりと柔らかな光が漂う情景。

喜多八からの案内

喜多八

このだよりを書いたのは、喜多八じゃよ。