2026年7月2日
屋敷の縁側だより:半夏生の光
屋敷の縁側だより
半夏生の光
今朝の縁側には、昨日の柔らかな明るみが微かな影を落としておる。今年の半夏生、風はやわらかく、まるで心の奥まで通り抜けてゆくようじゃのう。
草木がしっとりと潤い、風に揺れる様子は、まるで小さな命が躍動しているかのように感じられる。緑の香りが、心をゆったりさせる……ふむ。
縁側の隅には、屋敷の猫が一匹、穏やかな顔をして日向ぼっこをしておる。静けさの中、猫の毛がひんやりとした木の上に触れ、涼しさを感じさせるじゃのう。
この季節には、草花の支度が少しずつ始まっておるようじゃ。余韻として残るその気配が、屋敷の心に穏やかな満ち足りをもたらすのかもしれぬのう。
日差しが高くなり、縁側にいると心地よい昼の気配が漂っておる。長い影が伸びて、静かな時間が進んでいる……。
このだよりを書いたのは、喜多八じゃよ。