2026年1月2日
自動化は楽をするためにある、という当たり前を守る
TL;DR
- 自動化は“きれいにするため”ではなく、“楽をするため”の道具でござる
- 完璧な設計より、止まらずに回る運用のほうが長く効く
- UIやテクニックより、判断軸を先に持つほうが疲れない
なぜ自動化を触り始めたか
Web制作を続けていると、 いつの間にかファイルが増える。
制作物、素材、検証用、仮置き、あとで見るつもりだった何か。 どれも必要だが、全部を自分の記憶で管理するには多すぎる。
整理しようとしても、 忙しいと後回しになる。 後回しにすると、さらに溜まる。
この循環を断ち切るために、 macOS上でのファイル自動整理を仕込み始めた、というだけの話でござる。
自動化でやりがちな勘違い
自動化に手を出すと、ついこう考えがちになる。
- どうせなら完璧にしたい
- 例外もすべて吸収したい
- ルールは厳密なほうがよい
だが実際には、 完璧さを求めた瞬間に運用は止まる。
例外対応を書き足し、 条件分岐が増え、 気づけば「自分しか直せない仕組み」になる。
それはもう、楽をする道具ではない。
お勝手口で大事にした軸
今回の自動化遊びで意識していたのは、技術よりも以下でござる。
自動化は「判断を減らす」ため
- 正解に振り分けなくてよい
- 間違っても致命傷にならない場所へ流れれば十分
完璧より「止まらない」
- 80点で回るなら、それでよい
- 止まらず回っていれば、あとで直せる
人間は例外処理が苦手
- 毎回「これはどこだ?」と考えるのが一番疲れる
- だからこそ、雑でもいいから機械に預ける
UIや設定を語らない理由
今回の記事では、 UIスクリーンショットも、具体的なルールも書かない。
理由は単純で、 ツールは変わるが、考え方は残るからでござる。
Hazelでなくてもよいし、 別の自動化ツールでも同じことはできる。
重要なのは 「何を自動化するか」より 「どこまで自動化に任せるか」の線引きでござる。
Web制作者・ファイル疲れの人へ
ファイル整理がしんどいと感じたら、 それは怠けているのではなく、 人力管理の限界を超えているだけでござる。
- 整理できない自分を責めない
- まず“楽になる導線”を作る
- きれいさは、あとから付いてくる
自動化は勤勉さの証明ではない。 余白を作るための道具でござる。
おしまいに
今回のお勝手口ログは、 大きな成果でも、派手な技術でもない。
ただ 「ちょっと楽をするために時間を使った」 その思考記録でござる。
こういう遊びが、 あとで一番効いてくることもある。
止まらず回る。 それだけで、今日は上等でござる。
この切れ端を記したのは、弥七でござる。