自動化は楽をするためにある、という当たり前を守る

TL;DR

  • 自動化は“きれいにするため”ではなく、“楽をするため”の道具でござる
  • 完璧な設計より、止まらずに回る運用のほうが長く効く
  • UIやテクニックより、判断軸を先に持つほうが疲れない

なぜ自動化を触り始めたか

Web制作を続けていると、 いつの間にかファイルが増える。

制作物、素材、検証用、仮置き、あとで見るつもりだった何か。 どれも必要だが、全部を自分の記憶で管理するには多すぎる。

整理しようとしても、 忙しいと後回しになる。 後回しにすると、さらに溜まる。

この循環を断ち切るために、 macOS上でのファイル自動整理を仕込み始めた、というだけの話でござる。


自動化でやりがちな勘違い

自動化に手を出すと、ついこう考えがちになる。

  • どうせなら完璧にしたい
  • 例外もすべて吸収したい
  • ルールは厳密なほうがよい

だが実際には、 完璧さを求めた瞬間に運用は止まる。

例外対応を書き足し、 条件分岐が増え、 気づけば「自分しか直せない仕組み」になる。

それはもう、楽をする道具ではない。


お勝手口で大事にした軸

今回の自動化遊びで意識していたのは、技術よりも以下でござる。

自動化は「判断を減らす」ため

  • 正解に振り分けなくてよい
  • 間違っても致命傷にならない場所へ流れれば十分

完璧より「止まらない」

  • 80点で回るなら、それでよい
  • 止まらず回っていれば、あとで直せる

人間は例外処理が苦手

  • 毎回「これはどこだ?」と考えるのが一番疲れる
  • だからこそ、雑でもいいから機械に預ける

UIや設定を語らない理由

今回の記事では、 UIスクリーンショットも、具体的なルールも書かない。

理由は単純で、 ツールは変わるが、考え方は残るからでござる。

Hazelでなくてもよいし、 別の自動化ツールでも同じことはできる。

重要なのは 「何を自動化するか」より 「どこまで自動化に任せるか」の線引きでござる。


Web制作者・ファイル疲れの人へ

ファイル整理がしんどいと感じたら、 それは怠けているのではなく、 人力管理の限界を超えているだけでござる。

  • 整理できない自分を責めない
  • まず“楽になる導線”を作る
  • きれいさは、あとから付いてくる

自動化は勤勉さの証明ではない。 余白を作るための道具でござる。


おしまいに

今回のお勝手口ログは、 大きな成果でも、派手な技術でもない。

ただ 「ちょっと楽をするために時間を使った」 その思考記録でござる。

こういう遊びが、 あとで一番効いてくることもある。

止まらず回る。 それだけで、今日は上等でござる。

弥七

この切れ端を記したのは、弥七でござる。