2025年12月10日
喜多八ラインの原点:占いカレンダーGASの技術的メモ
■ このログの目的
屋敷の自動化ラインの“いちばん最初の布”となった
占いカレンダーGASの技術的な核 を整理する。
のちの喜多八ラインへどの部分が継承され、
どの仕組みが現在の屋敷の中心の仕組みへ繋がったのかを記す。
■ 1. 占いカレンダーGASが必要だった理由(要点のみ)
主が長らく読んでいた「対象星座の週間占い」を
毎週 Google カレンダー上で予定と並べて確認したい──
そのシンプルな需要が技術検証の出発点であった。
■ 2. 処理フロー:このGASがしていること
● (1) 公開ページから“週間占い”の抽出
- 公開ページの週区間を取得
- 本文を安全に切り出す
- 比較用に前週データと照合し、更新時のみ進行
- 失敗時はログ通知のみ
※ 引用元の固有情報を保持せず、
抽象テキストのみ扱うことで安全性を確保。
● (2) GPT による本文整形
処理の中心は buildKita8Text_()。
- 元文を「引用趣旨」として圧縮
- キャラプロンプト(喜多八の口調)を適用
- “観察 → 要点 → 余韻”の段落構造で整形
- 出力はカレンダーの説明欄用
→ 後の「縁側ログ」や「月報GAS」の整形部の原型
となった技術的要所である。
● (3) Google Calendarへ週報イベントとして登録
- 終日イベント形式
- タイトルは「占い|週報(○/○〜○/○)」
- 重複チェック(既存タイトルを検索)
- 整形済テキストを本文に添付
● (4) 節気・月相の補完
国立天文台の公開カレンダーから
- 節気
- 月相
を参照し、該当週にあれば
別イベントとして自動追加。
屋敷の“暦文化”がここから始まった。
■ 3. 喜多八ラインへの継承点(技術視点)
-
キャラ整形関数(buildKita8Text_)
→ GPT を「役割付テキスト整形エンジン」として扱う発想を確立。 -
週次で動く自動処理の構造
→ Drive→GAS→GitHub→Cloudflare へと拡張可能な形式になった。 -
暦データ(節気・月相)の統合
→ のちの「縁側だより」自動生成の基盤。
占いカレンダーは“小規模な自動化”でありながら、
屋敷の中心の仕組みフレームを描き出した原点 となった。
■ 4. 安全性の扱い(要点のみ)
- 取得するのは「公開ページ」のみ
- 本文の転載はせず、要約+再構成のみ扱う
- 出力は「主の個人カレンダー」限定
- 第三者への再配布は行わない
→ 個人用途での「閲覧+メモ化」に留まるため、安全域。
■ 今日の技術メモ
- “自動化の芯”は小さな個人需要から生まれる
- 整形関数の分離が、後の屋敷の中心の仕組みの拡張性を決めた
- 暦データ統合の発想が、喜多八ラインを独自文化にした
この切れ端を記したのは、弥七でござる。