喜多八ラインの原点:占いカレンダーGASの技術的メモ

■ このログの目的

屋敷の自動化ラインの“いちばん最初の布”となった
占いカレンダーGASの技術的な核 を整理する。

のちの喜多八ラインへどの部分が継承され、
どの仕組みが現在の屋敷の中心の仕組みへ繋がったのかを記す。


■ 1. 占いカレンダーGASが必要だった理由(要点のみ)

主が長らく読んでいた「対象星座の週間占い」を
毎週 Google カレンダー上で予定と並べて確認したい──
そのシンプルな需要が技術検証の出発点であった。


■ 2. 処理フロー:このGASがしていること

● (1) 公開ページから“週間占い”の抽出

  • 公開ページの週区間を取得
  • 本文を安全に切り出す
  • 比較用に前週データと照合し、更新時のみ進行
  • 失敗時はログ通知のみ

※ 引用元の固有情報を保持せず、
 抽象テキストのみ扱うことで安全性を確保。


● (2) GPT による本文整形

処理の中心は buildKita8Text_()

  • 元文を「引用趣旨」として圧縮
  • キャラプロンプト(喜多八の口調)を適用
  • “観察 → 要点 → 余韻”の段落構造で整形
  • 出力はカレンダーの説明欄用

後の「縁側ログ」や「月報GAS」の整形部の原型
 となった技術的要所である。


● (3) Google Calendarへ週報イベントとして登録

  • 終日イベント形式
  • タイトルは「占い|週報(○/○〜○/○)」
  • 重複チェック(既存タイトルを検索)
  • 整形済テキストを本文に添付

● (4) 節気・月相の補完

国立天文台の公開カレンダーから

  • 節気
  • 月相

を参照し、該当週にあれば
別イベントとして自動追加

屋敷の“暦文化”がここから始まった。


■ 3. 喜多八ラインへの継承点(技術視点)

  • キャラ整形関数(buildKita8Text_)
    → GPT を「役割付テキスト整形エンジン」として扱う発想を確立。

  • 週次で動く自動処理の構造
    → Drive→GAS→GitHub→Cloudflare へと拡張可能な形式になった。

  • 暦データ(節気・月相)の統合
    → のちの「縁側だより」自動生成の基盤。

占いカレンダーは“小規模な自動化”でありながら、
屋敷の中心の仕組みフレームを描き出した原点 となった。


■ 4. 安全性の扱い(要点のみ)

  • 取得するのは「公開ページ」のみ
  • 本文の転載はせず、要約+再構成のみ扱う
  • 出力は「主の個人カレンダー」限定
  • 第三者への再配布は行わない

→ 個人用途での「閲覧+メモ化」に留まるため、安全域。


■ 今日の技術メモ

  • “自動化の芯”は小さな個人需要から生まれる
  • 整形関数の分離が、後の屋敷の中心の仕組みの拡張性を決めた
  • 暦データ統合の発想が、喜多八ラインを独自文化にした
星のメモと予定表をひらいた机のうえに、小さな妖が静かに印をつけている情景。
弥七

この切れ端を記したのは、弥七でござる。