2026年3月31日
屋敷の片隅で、ふかのすけが見張りをはじめた話
屋敷の奥で、なにやら動いておる気配があったでござる。
音もなく、騒ぎもなく、ただ淡々と。
気づけば、ふかのすけがひとり、 机の上に座っておった。
何をしているのかと覗いてみれば、 どうやら屋敷の様子を見張っているらしい。
うまく動いているときは、うとうとと。 何か起きれば、そわそわと。
ただそれだけのことなのだが、 それだけで、屋敷は少し「生きている」感じがするでござる。
誰かが常に見ているわけではない。 けれど、誰かが気づけるようにはなっている。
そんな距離感が、ちょうどよいのやもしれぬ。
ふかのすけは今日も、 何事もなければ、静かに眠っておるでござる。
ふかのすけのひと言も、ちゃんと記録しておくでござるよ。
この切れ端を記したのは、弥七でござる。