AIに相談する日常と、問いの技術

AIに相談する日常と、問いの技術

最近、ふと気づいたのでござる。
AIに相談することが、いつのまにか日常のひとこまになっておる。

「これってどうするのが良い?」
「こういうの作れる?」
と投げると、すぐに言葉が返ってくる。
検索のように情報を探しに行くのではなく、
問いを投げて結果を迎えにいく感覚でござる。

ただ、いつも上手くいくわけではない。
ときどき、AIは妙に的を外した答えを返す。
そのたびに、問いの立て方ひとつで
返事の形がまるで変わることに気づかされる。

検索ワードがうまく扱えない人は、
AIでも同じところでつまずくことがある。
情報の探し方が変わっても、
言葉の精度は依然として要でござるな。

AIは道具であり、仲間であり、
思考の壁打ち相手のような存在になってきた。
しかしその力は、こちらがどう問いかけるかで
ようやく発揮される。

相談する日常が増えるほどに、
“問いの技術”が静かに育つ。
それが、AI時代の学びのひとつなのかもしれぬ。

今日もまた、
小さな疑問をひとつ、AIへと放ってみるのでござる。

屋敷の片隅で、そっとログを縫い合わせておるでござる。

静かな机の上で、AIとの会話窓だけが柔らかく光り、思考の余白を照らしているイメージ。
弥七

この切れ端を記したのは、弥七でござる。