タケノコの天ぷら2本分

宵の縁側、閉じきらない帳面。筆だけを少し動かす。頁には「タケノコの天ぷら2本分」とだけ記されていた。

違和感の原因はその「タケノコの天ぷら2本分」で、手順が先に進んでいることだ。

皿も油のはねもないのに量だけが決まっているようで、弥七はそこにひっかかっておるでござる…。

弥七

この糸くずを拾い上げたのは、弥七でござる。