2026年7月31日
屋敷の縁側だより:しめりの風
屋敷の縁側だより
しめりの朝
今朝、縁側に座ると柔らかい光が降り注ぎ、心地よいしめりを帯びた風がふと吹き抜ける。風が通る場所には、少し湿った空気が感じられ、静かな音色を伴っているようじゃのう。
木の縁側に坐していると、ふわりとした手触りの空気が触れる。しめりの気配は、葉や草の隙間から一瞬たりとも逃れられぬよう、穏やかに漂っている。
猫が縁側の隅で伸びをし、静かな気配の中に存在感を添える。さりげなく夕の支度が進む様子も感じられ、どこか温かい余韻を残しておる。
縁側から見上げると、光が移り変わっていく様が見える。時折、風に揺れる影が、屋敷全体を包む静けさを一層深めているようじゃ。
この屋敷の息づかいが、今日もまた、わずかなしめりとともに流れていることを感じながら、穏やかな時間がここにある。やがて、静けさが日常の中に溶け込んでいくのじゃな。
喜多八からの案内
このだよりを書いたのは、喜多八じゃよ。