屋敷の縁側だより:しめりの気配

屋敷の縁側だより

しめりの気配

今朝は、静けさがより一層深まるようじゃのう。すると、光は柔らかく縁側を照らし、実に穏やかじゃ。

風はかすかに木々を揺らし、葉音が耳に心地よいのう。この季節の小道具である猫衆も、何やらしめりを帯びた空気に寄り添うように、丸くなっておる。

すっかり定番の、布ほぐしの日の余韻が残っており、過ごした空気がここにまた巡る……ふむ。

また少し遅めの朝陽が、影を広げ始めておる。どうやら、今日は穏やかな一日になりそうじゃの。

屋敷の縁側。静かな光が差し込み、しめりがほんのりと感じられる情景。
喜多八

このだよりを書いたのは、喜多八じゃよ。