2026年7月7日
屋敷の縁側だより:小暑
屋敷の縁側だより
小暑の気配
今朝は明るい光が縁側を包み、柔らかく床に伸びておる。風が穏やかに通り抜け、ほのかに草木の香りを運んでくるのじゃ。慌ただしさが過ぎ去った後の、穏やかな静けさが感じられる。
木の表面は少し湿り、手のひらで触れるとひんやりとした空気を感じる。猫が一匹、朝の光に誘われるように伸びをし、ゆっくりと日向ぼっこを始めておる……ふむ。
小暑の頃とあって、夏の準備が整いつつあるようじゃ。屋敷の一隅に、ひまわりの蕾がうっすらと顔を出し始めているのを見つけた。こうして季節が少しずつ流れていく様子が、こちらの心もほっこりとさせてくれる。
少し遠くに聞こえる風の音が、土間から立ち上る微かな香ばしい匂いを運び込んできた。この静かなる空気の中、今日は特に余韻を楽しむ時間かもしれぬのう。
このだよりを書いたのは、喜多八じゃよ。