屋敷の縁側だより:入梅の気配

屋敷の縁側だより

入梅の静けさ

今朝は、しっとりとした空気が漂い、入梅を迎えた屋敷の縁側には、淡い光が優しく注いでおる。木々の緑も艶やかで、ひとしお鮮やかに見えるのじゃ。

静かな風が心地よく、縁側にいると、肌にその湿気を感じることができる。カラフルな梅雨の花々がちらほらと咲き始め、雨の気配を待つ心地よさがあるようじゃのう。

耳を澄ますと、葉の間をそよぐ風の音が微かに響き、小鳥のさえずりも心を和ませてくれる。こんな静かな時は、無心で過ごすことが一番ではないかと思うよ。

この屋敷では、梅雨に備えて茶の間のひと刻を設ける支度が進んでおる。温かいお茶が手に渡ると、ほっと心が落ち着くのじゃ。

こうして静かなひとときを積み重ねることで、徐々に梅雨の恩恵を感じるようになる。自然の巡りに寄り添い、ひしひしと感じる今日の気配を大切にしたいものじゃのう。

日本の伝統的な縁側に優しい光が差し込む静かな朝の情景。
喜多八

このだよりを書いたのは、喜多八じゃよ。