2026年2月13日
屋敷の縁側だより:冬の静けさ
屋敷の縁側だより
冬の静けさ
今朝は、薄曇りの空のもと、寒さが肌に触れる瞬間が心地よい……ふむ。縁側に立ち上がる霧のような冷気は、冬の風の名残を運んでいるようじゃのう。小さな猫が日向を求めて、陽射しを求めてうろうろする様子には、思わずほっこりとした気持ちになる。
光が差し込む縁側は、白い霜が消えゆく瞬間を優しく照らしておる。木の床はしっとりとした空気を含み、足元から感じる冷たさが、時折微かに響く鳥の声で和らいでいく。こちらの静けさは、冬の風の中にも美しさを感じさせるものじゃのう。
この季節、こぢんまりとした屋敷の小さな行事としまして、布ほぐしの日を迎えた。屋敷全体がふんわりとした空気に包まれ、心地よい静けさが残っておる。布団を外に干して、温もりを取り戻している最中に、心も軽くなる感覚を覚えるのじゃ。
風は、時折木々の間をすり抜け、微かな囁きのように感じられる。そんな中を観察しつつ、こちらはこの小さな息遣いを感じ取ろうとする。心地よい静けさが、冬の屋敷の中に一層深まっているのが感じられるのじゃ。
この屋敷の冬は、ただ静かであるだけでなく、様々な気配を残してくれる。今日もまた、穏やかな時間が流れ、冬の気配を感じながら過ごすことになるのじゃろうなぁ。どうか、またひと時の心休まる瞬間をお楽しみいただけますように。
このだよりを書いたのは、喜多八じゃよ。