2025年12月7日
屋敷の縁側だより:大雪の頃にて
屋敷の縁側だより
大雪の頃にて
今朝は空がどんよりと重く、冬の空気が屋敷を包んでおる。大雪の節気ゆえか、遠くの木々はうっすらと白く霞み、風も冷たく吹き込むが、縁側にはまだ暖かな日差しが残っておるのう。猫衆はいつものように静かに身を寄せ、ひとときのぬくもりを楽しんでいるようじゃ。外の雪はまだ細やかに舞う程度で、屋敷の息づかいはゆっくりと冬へと染まってゆく……ふむ。
ほっほ、こうして冬の深まりを感じながら、そっと日々の移ろいを見守るのも悪くはないのう。今日もまた、風のひとひらを拾いながら、静かな縁側の時間を過ごすことにしようぞい。
このだよりを書いたのは、喜多八じゃよ。